EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)
建安宮(→
160903記事)の周辺には、かつて中国人集落(クティチン)が形成された。今日でも道路や学校にその名を残しているが、町の風情はごく一般的なタイの町と変わらない。
一方で、隣接するムスリム集落は今なおしっかりとその趣を残しており、路地の奥深くには、タクシン王(在位1767-1782)期に創建されたというバンルアン・モスクが佇んでいる。
建物は残念ながら新しいもののようだが、バンコク遷都以前から残る貴重な遺構であり、各地から様々な出自をもつ人々が集住したトンブリー朝、その後のラタナコーシン朝(現王朝)の多様性を感じる場所である。
マレーシアからの撮影ツアーだろうか。一眼レフやミラーレス一眼をもった写真サークルが撮影を楽しんでいた。
EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)
路地が途切れた先にはバンコク・ヤイ運河(別名バンルアン運河)が伸びている。運河はここから大きく蛇行して北に向かい、バンコク・ノイ運河となって再びチャオプラヤ川に至る。
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