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04年12月 タイ、バンコク
Fuji FinePixF4500
Fujinon8mmF2.8
ISO200
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レンズ選びというより“カメラ選び”になってしまうが、コンパクトデジカメ(以下、コンデジ)とデジタル一眼(以下、デジ一)の使い分けについて考えている。
もっとも使い分けとは言っても、2005年12月に
EOSkissDNを購入するまで、私にとってデジカメといえばコンデジを指していた。
かつて私は「作品撮りは銀塩・記念写真はコンデジ」と決めており、まして大切な旅のスナップとなるとコンデジの出番はなかった。
長年慣れ親しんだ銀塩こそ、本物の写真だと信じて疑わなかったのだ。
しかし2004年の冬、夜のバンコクを散歩中に何気なく撮った上の写真を見て考えが変わった。
FinePixF4500は決して高級なカメラではない。
しかし夜の特殊な状況とはいえ、この描写は既に銀塩を凌いでいる。
興味のベクトルが一気にデジカメへ向き始めた瞬間だった。
余談だが写真家・渡部さとる氏も著書
『旅するカメラ』で、FinePixF4500の光の少ない場所での描写力を絶賛している。
興味のある方はご一読を。