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バンコク  サンタクルス教会、ポルトガル人集落の痕跡
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

サンタクルズ教会は、アユタヤ朝期(1351~1767)以来この地に居住したポルトガル人の足跡として知られている。建設されたのは1770年。タクシン王が、アユタヤ朝を滅ぼしたビルマ軍を退け、トンブリーに遷都してほどなくのことである。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

教会の中では賛美歌の練習をする人々の姿があった。ポルトガル人の血を引く人もいると思われるが、顔立ちは一般のタイ人と変わらない。おそらくポルトガル語の話者もほとんどいないのだろう。
周辺の民家の中には欧州風のものもあったが、まさか顔立ちを確認するためにドアを叩くわけにもいかず、その場を後にした。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

彼方から移り住んだ旅人が、その地に根を下ろし、子を作る。時の流れのなかで、ある者はその地に同化し、また、ある者は異邦人としてのアイデンティティを守り続ける。
私は無責任な旅人として、その人々のルーツを伺い、見聞きしたことを写真とメモに残すだけだ。

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by silkroad4263 | 2016-09-05 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
バンコク  バンコク・ヤイ運河とバンルアン・モスク
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

建安宮(→160903記事)の周辺には、かつて中国人集落(クティチン)が形成された。今日でも道路や学校にその名を残しているが、町の風情はごく一般的なタイの町と変わらない。
一方で、隣接するムスリム集落は今なおしっかりとその趣を残しており、路地の奥深くには、タクシン王(在位1767-1782)期に創建されたというバンルアン・モスクが佇んでいる。
建物は残念ながら新しいもののようだが、バンコク遷都以前から残る貴重な遺構であり、各地から様々な出自をもつ人々が集住したトンブリー朝、その後のラタナコーシン朝(現王朝)の多様性を感じる場所である。
マレーシアからの撮影ツアーだろうか。一眼レフやミラーレス一眼をもった写真サークルが撮影を楽しんでいた。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

路地が途切れた先にはバンコク・ヤイ運河(別名バンルアン運河)が伸びている。運河はここから大きく蛇行して北に向かい、バンコク・ノイ運河となって再びチャオプラヤ川に至る。

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by silkroad4263 | 2016-09-04 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
バンコク  建安宮、トンブリーに残る初期中国移民の足跡
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

ラーチニー船着場を発ったボートは数分で対岸に到着する。私を含めて僅か3人の乗客全員が下船したが、少々上流に位置するワット・アルン周辺とは異なり、観光客の姿は全く見えない。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

船着場の正面に古びた中国寺院「建安宮」がある。トンブリー朝タクシン王(在位1767-1782)に従ってこの地に定住した中国人により二つの寺院が建立され、ラタナコーシン朝ラーマ3世(在位1824-1851)期に定住した福建出身者により、現在の寺院に建て直しが行われた。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

説明版によると、その後寺院は荒廃するが、それを目にしたダムロン王子(1862-1943、タイ近代教育の父とされる)により復興の進言書が記されたという。
アユタヤ陥落後、この地区に形成された中国人集落(クティチン)の名残を留める貴重な遺構だ。

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by silkroad4263 | 2016-09-03 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
バンコク  ロート運河とラーチニー船着場
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

ラーチニー船着場は、ロート運河とチャオプラヤ川の合流地点、名門ラーチニー女学校の並びに位置する(写真には写っていないが、テントの向こう側に学校がある)。おばちゃんたちはロート運河を跨ぐ橋の上で商売をしている格好だ。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

ロート運河は、古くはトンブリー王朝期にまで遡る歴史ある運河だが、現在では事実上ドブ川になり果てている。チャオプラヤ川に接する水門も閉ざされていた。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

ここから対岸のトンブリーへ向かった。

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by silkroad4263 | 2016-09-02 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
バンコク  ターティエン船着場からラーチニー船着場へ
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

チャオプラヤー川西岸に流れるバンコク・ヤイ運河周辺を散歩しようと思い、ターティエン船着場へ向かう。チケット売場のおじさんに「ワット・カラヤーナミットに行きたいんですが」と尋ねると、「ああ、それなら隣のラーチニー船着場まで行って、そこからボートに乗るといい。歩いて10分くらいだよ」と教えてくれた。
いつもワット・アルンに行く際ターティエンから乗っているので、癖になっていたようだ。川沿いの路地を伝ってラーチニー船着場を目指す。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

何度もこの町に足を運んでいながら、王宮周辺はほとんど歩いていないような気がする。この路地を歩くのも当然初めてのこと。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

開けた視界の先にはワット・ポーがそびえる。境内に入ったのは、一度か二度だけだ。
時間が有り余っている頃は、ヤワラーばかり歩いていた。その頃から撮りためた写真や、このブログにも掲載している寺院紹介記事は大切な宝物ではあるけれど、ちょっと偏り過ぎだったかな、などと思い始めている。

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by silkroad4263 | 2016-09-01 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
バンコク  再訪、ダルラマン・モスクとトムヤムクン
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

一部で「バンコク一旨い」と評判のトムヤムクン・ヌードル屋「ピーオー」に行ってみた。スープは辛味よりも甘味が印象に残る風味だ。詳細はこちらのサイト(→WEFTLINK)の素晴らしい記事をご参照いただきたい。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

「ピーオー」は、ペップリー通りのソイ5とソイ7を繋ぐ路地にあり、ソイ7は「ダルラマン・モスク」があることから別名ソイ・スラオ(モスク小路)とも呼ばれている。私は2007年12月にこのモスクを訪れているのだが、当時は「ピーオー」の存在を知らず、モスク内にお邪魔してそのまま引き返してしまった(→080117_02:15記事)。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

ゆったりとした時が流れる。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

2008年1月の記事でも書いたが、この界隈が完全に「生活の路地」。ムスリムエリアといっても、スクンビット・ソイ3などとは全く別物だ。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

後日、もう一度「ピーオー」のトムヤムクン・ヌードルが食べたくなり、降りしきる雨の中再訪したのだが、既に店じまい。なんということだ。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

結局、ダルラマン・モスク隣の簡易食堂でムスリム式センヤイ・ナムを注文。「辛くても平気?」と聞かれて「平気」と答えたものの、衝撃が走る辛さで少々たじろぐ。しかし爽やかで、雑味のない辛さだ。東京のイスラム事情などを少し話し、店を辞した。

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by silkroad4263 | 2016-08-31 23:59 | Bangkok | Trackback | Comments(0)
【旅の報告】 片手間バンコク
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

所用でタイ方面へ行ってきました。バンコクを訪れるのは実に2年ぶりのことです。
写真を撮り歩く時間はほとんどありませんでしたが、時間をみつけて(=無理やり作って)シャッターを切りました。毎度のごとく、数回に分けて紹介していこうと考えています。

上の写真はマリオット・ホテルのルーフトップバー「オクターブ」からの眺め。18時頃には入店しないと、目ぼしい席は埋まってしまいます。時間帯や季節にもよりますが、東京や香港のような夜景は望めません。ただ、周囲に高層ビルがない点、風を直に感じられる点は本当に魅力です。

なお、画面右手をまっすぐに貫いているのは、当サイトの名称にもあるスクンビット通り。その上を高架鉄道(BTS)の線路が通っています。それを途中で遮っているように見えるのが最寄駅「トンロー」です。
また、画面中央から少し左よりの位置で不思議な光を放っているのが、デコボコデザインで話題のタイ最高層ビル「マハナコーン」。パイヨーク・タワーが長らく保ってきた1位の座を譲り受けました。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Bangkok, 2016.8)

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by silkroad4263 | 2016-08-30 23:59 | '06以降の帰朝報告 | Trackback | Comments(0)
徳島~心斎橋  旅の終わりは大阪「アクリュ」
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Tokushima-shi, Tokushima, 2016.8)

早朝、徳島を発ち、高松、岡山、相生、姫路を経て大阪を目指す。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Seto-ohashi Bridge, 2016.8)

往路の紀伊水道も素晴らしかったが、瀬戸大橋とて負けていない。四国は今後通うことになりそうだ。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Osaka-shi, Osaka, 2016.8)

旅の終わりは大阪・心斎橋。毎度のアクリュで廃盤品のハンドストラップを購入した。近くの老舗珈琲店「和蘭豆(らんず)」でパチリ。

短い夏の旅が終わった。(とはいっても18切符の旅なので、ここからさらに10時間ほどかけて帰宅)

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by silkroad4263 | 2016-08-21 23:59 | Japan | Trackback | Comments(0)
小松島市  古刹「法泉寺」住職に話を伺う
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Komatsushima-shi, Tokushima, 2016.8)

出会った皆さんのご親切で、かつての菩提寺「法泉寺」住職に直接話を伺いつつ、過去帳を拝見することができた。
この過去帳は明治の初年に編集された、史料価値の極めて高いものだ。数百年にわたる人々の息吹が、古びた和紙を通じてじわじわと伝わってくる。
同行してくださった遠縁の男性が「ほんま、クンタ・キンテですなぁ…」と呟いた。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Komatsushima-shi, Tokushima, 2016.8)

境内には初代の墓も残る。後ろに見える石板は、長曾我部元親の阿波侵攻の際、初代の孫が城郭から背負って逃げてきたとされるもの。
子どもの頃「墓石を背負って逃げた」という逸話を聞いたことがあるが、正確ではなかったようだ。

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EOS6D / TAMRON SP90mmF2.8 VC USD (Komatsushima-shi, Tokushima, 2016.8)

遠い先祖が築いた城は、正面の山の上にあったという。あそこから石板を担いでくるのは無理なんじゃないか…などと無粋なことを思いながらレンズを向けた。那賀川の流れがたおやかで美しい。

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by silkroad4263 | 2016-08-19 23:59 | Japan | Trackback | Comments(0)
小松島市  故地で出会ったナイスなネコ
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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Komatsushima-shi, Tokushima, 2016.8)

ガソリンスタンドにいた常連の方々の計らいで、何の苦労もなく先祖を同じくする人びととの面会を果たすことが出来た。写真のネコは私と同じ高祖父をもつ方の愛猫。通称・店長。

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EOS6D / EF35mmF2 IS USM (Komatsushima-shi, Tokushima, 2016.8)

家系図や記憶をたよりに、様々な話を伺う。数百年という歴史は長いようで短く…やはりそれなりに長いのだ。

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by silkroad4263 | 2016-08-18 23:59 | Japan | Trackback | Comments(0)
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旅、アジア、写真、カメラについて。東京とバンコクの路地裏が好きです。EOS6Dと地味な単焦点レンズを愛用中。2014年以降の写真はクリックすると大きく表示されます(過去の海外写真も随時拡大表示へ切り替え中)。
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