![]() 東南アジアに移住した華人たちは、まず土地の陰陽を司る神「土地公(爺)」と航海の神「媽祖」を対にして祀ったという。 土地公はいわゆる“氏神さま”であり、素朴なつくりの場合が多いが、格が上がり、立派な建物になると福徳祠、城隍廟と名を変えるらしい。バンコクで存在が確認出来るのは写真の城隍廟のみだという。 ![]() 城隍廟はヤワラートの路地の奥にある。 土地の人であっても存在すら知らない。中国語で訪ねるとタイ語しか話せない。筆談を試みるも漢字が読めない。そんな状況に直面することが思いの外多く、在タイ華人の「タイ化」を身を以て感じた。 ![]() ようやく見つけた城隍廟ではご隠居さん達が中国語で世間話に花を咲かせていた。 お二人は、私が日本人であり、ヤワラートの歴史を調べていることを話すと、親切にも付近の古廟の地図を描いて下さった。ご両人から頂戴した情報に、その後どれほど助けられたことか。 お礼を述べてカメラを向けると、恥ずかしそうに微笑んでいた。 (2011/8/24 再アップ) にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-31 23:59
| Bangkok
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by silkroad4263
| 2007-07-30 23:59
| Bangkok
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![]() 2007/5 バンコク、ラチャダーピセーク Canon EOS KissDN SIGMA30mmF1.4HSM ISO800 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 性懲りもなく「中華迷宮ヤワラート」を更新しました。 URLはこちら。 このシリーズではメジャーなスポットは極力避けようと思っているのですが、今回の「関帝古廟」はそこそこ有名な物件です。 旧市場(タラート・カオ)の表通りに面しているので、観光ついでに眺めた方も多いのではないでしょうか。 中で撮った女の子のカットがそこそこ気に入っていますので、宜しければご覧ください。 それと話が飛びますが、お盆にインドへ行くことが決まりました。 カルカッタに残る華人街を見物したかったのですが、デリー往復直行便になってしまったので、今回は北部を二、三ヶ所見る程度の可能性大です。 尚、上の写真と今回のメインサイト更新は何の関係もありません。 ただ最近線香臭い写真ばかりなので、たまにはネオンも恋しいな、と。 ![]() >>メインサイト「travelogue ASIA -愛しき人びと、忘れ得ぬ世界-」 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-29 23:36
| メインサイト更新日記
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![]() ![]() こちらの歴史・由来については別の機会に。 (2011/8/24 再アップ) にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-28 23:59
| Bangkok
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![]() ヤワラート通りとチャルンクルン通りの間に位置する、通称サンパンタウォン廟。 入口には龍尾古廟と揮毫されているが、案内板の英文表記はLeng Buai Ia Shrineとなっている。後者はおそらく潮州語の発音をそのまま転記したものだろう。 ![]() サンパンタウォン廟は潮州人によって建設されたヤワラート最古の中国寺院であり、その歴史は300年前に遡る。また細かな彫刻や調度品の中には、清の帝室から贈られた物も含まれているという。 ![]() 廟の前には新市場(タラート・マイ)の雑踏が続く。かつての潮州商人もこんなふうに逞しく生き抜いたのだろうか・・・などと考えながら歩いた。 (2011/8/24 再アップ) にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-27 23:59
| Bangkok
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![]() 2006/12 バンコク、ヤワラート Canon EOS KissDN EF28mmF2.8 ISO400 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ メインサイトの新コンテンツ「中華迷宮ヤワラート」を地味に更新しています。 URLはこちら。 以前こちらのブログでも紹介した天后宮2件に加え、初出の天后宮を2件掲載。 更に今回初めて「城隍廟」もアップしました。 路地裏に佇む中国廟の雰囲気が伝わればと思います。 ![]() >>メインサイト「travelogue ASIA -愛しき人びと、忘れ得ぬ世界-」 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-26 21:21
| メインサイト更新日記
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by silkroad4263
| 2007-07-25 23:29
| Bangkok
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![]() 旧市場(タラート・カオ)の雑踏に立つ関帝古廟は、その名の通り、ヤワラート造成初期に建立されたものだという。 極彩色の祠堂から荘厳さを感じ取ることは難しいが、絶え間なく訪れる人びとの熱心な祈りを眺めていると、生活への浸透の深さを実感する。 ![]() 「古廟」とはいっても中の雰囲気は明るく、最低限のマナーさえ守っていれば、撮影しても咎められることはない。 参拝客の多くも「買い物ついでに・・・」といった雰囲気で微笑ましい。 ![]() 関帝廟に限った話ではないが、中国寺院は複数の神様を効率よく同時に拝めるよう造られたものが多い。 漢字も読めず、中国語も話せず、といった在タイ華人が増える中で、実用的かつ分かりやすい寺院であることは、永く親しまれる秘訣なのかもしれない。 (2011/8/23 再アップ) にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-24 23:59
| Bangkok
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![]() ヤワラートの薄暗い路地を歩いていると「太子爺社」の文字が見えた。 廟の入口かと思いきや、中にはまだ長屋のような家が続いている。ちょいとお邪魔することに。 ![]() 門を抜けると、まさに生活の路地。 裸のおっさんがいる。洗濯物を干すおばさんがいる。昼寝中の赤ん坊がいる。 そして一番奥に「太子爺(たいしや)」が鎮座していた。 ちなみに「爺」とは爺さんという意味ではなく、神に対する呼び方の一種である。 ![]() 太子爺は西遊記や封神演義にも登場する少年神・那咤(なた)の別称である。向かって左側に那咤が、右側には妻と思しき女性が祀られている。 中国の民間信仰で、土地爺(土地の神)を祀る際、神が寂しくないよう土地婆(神の妻)を隣に置くという習慣があるのだが、これもその一種なのかもしれない。 (2011/8/23 再アップ) にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-23 23:59
| Bangkok
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ヤワラートとは?
![]() また王宮近くのカオサンエリアにその地位を奪われるまで、ヤワラートはバックパッカー御用達の安宿街だった。今日でもスクンビットなどと比べて遙かにリーズナブルな価格帯のホテルが多数営業している点もありがたい。 日本の中華街と何が違う? ![]() 事実、華人街の定番である牌楼(パイロウ、中華式の門)が中国政府から寄贈され、ヤワラート東端のロータリーに置かれたのは、プミポン現国王72歳の誕生日を祝した1999年5月のことだ。その後ようやく「CHINA TOWN」の標識も設置され、電話ボックスには中国風の装飾が施されるに至った。つまり観光地としての見直しが始まったのは、つい最近のことなのである。 ヤワラートの歩き方 ![]() せっかくならあまり注目されない淫祠や地元の人びとの生活が息づく路地裏にも目を向けてほしい。そんな思いで、このコンテンツを作るに至った次第である。 管理人注:本記事は2007年7月22日に旧メインサイト(閉鎖済)にアップしたものです(→070722_23:27記事)。その後、いくつかのブログで上記文章をコピーし「ですます調」に書き換えてアップしている人を見つけましたが、こちらが本家です。念のため申し添えておきます。 ヤワラートの写真を一気にご覧になりたい方は、こちらをクリックして下さい。ヤワラート関連記事を一覧出来ます。 歴史や風俗に関するウンチクの度合いが濃いものをピックアップしたものがこちらです。 にほんブログ村 スナップ写真 ▲
by silkroad4263
| 2007-07-22 23:59
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EF24mmF2.8(260) EF28mmF2.8(176) ヤワラート(170) EF24mmF2.8 IS USM(133) EF35mmF2 IS USM(101) CX1(87) SIGMA30mmF1.4EX DC HSM(82) 世田谷区(80) EF28mmF1.8USM(76) カメラおやじダイアリー(72) スクンビット周辺(68) 豊島区(68) 神奈川県(66) 台東区(66) EF40mmF2.8STM(59) FinePixF10(59) XF35mmF2 R WR(58) 島根県(55) S95(54) ご案内
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